「転職活動での志望動機はなにを書いたら良いの?」
履歴書は名前、住所、学歴などを決まったことを書くので頭を悩ませるポイントは少ないのですが、志望動機・自己PRになにを書くかで悩むことがあります。
採用側は学歴・職歴・資格で大まかなスペックを判断、趣味・特技をみてあなたの人柄・雰囲気をイメージ、最後に志望動機をみて入社する意欲があるのかどうかを判断します。
なので志望動機は履歴書をかく上で重要なファクターになります。
こんにちは、かいばです!
新卒の就職活動のときは、「学生時代に●●をして、そこで得た経験から自分は●●が好きだと感じ~」と言う感じで、子供の頃から好きだった、学生時代の経験を理由に書くことが多いです。
しかし転職の場合は、「今までの会社で学んだスキル・経験を新しい会社で生かせるから~」という感じで志望動機を書きます。
また就活のときは初々しさがあるので、多少のミスは目をつむってくれますが、中途採用の場合は担当者の目も厳しくなってくるので、学生時代と同じノリで履歴書を書くと失敗します。
そこで今回は転職活動で書類審査を通過するための履歴書の書き方について解説します。
もくじ
履歴書を書く上での基本
志望動機について解説する前に、履歴書をかくときの基本を解説します。
- 読みやすさを意識する
- 空欄をなくす
- 誤字脱字に注意
- 用紙の汚れ、しわはダメ
- 写真は気合を入れて撮る
- 手書きが◎
少しでも自分をアピールするため、小さな文字で長々と志望動機を書くと、担当者は読みにくく疲れてしまいます。 相手の気持ちを考えて読みやすさを意識して書きましょう。
あと志望動機が2~3行しか書かないと「こいつはやる気がないな…」と書類審査で落とされます。
空欄が多いとやる気がない印象をあたえますので、少しでも埋める努力をしてください。 ただ資格欄を埋めるために中学生時代にとった英検5級など、誰でも取れる検定を書くのはNGです。
用紙がぐちゃぐちゃになってたり、汚れているのは論外なので丁寧に書くようにしましょう。
また間違ったら書き直すようにしましょう、めんどくさいからと言って修正テープなどを使わないようにしてください。落とされますので(汗)
あと写真にプリクラを使う人はいないでしょうが、スピード写真を使う人はいます。ただ仕上がりがイマイチなので、写真撮影スタジオでプロに取ってもらう方が良いです。
履歴書は手書き、パソコン作成にするかで迷いますが、いまだに手書きの方が良いという人事担当者が多いです。
こちらとしては1枚1枚書くのはめんどくさいのですが、文字には人柄、転職活動を取り組む姿勢がにじみ出るので、担当者の多くは手書きを好みます。
志望動機の使い回しはダメ、ゼッタイ
就活のときもそうだったと思いますが、転職活動でも1社だけに絞るという人はほぼいません。
少なくとも4~5社は応募しますし、人によっては10~20社以上応募することもザラです。
すると履歴書を書くのがめんどくさくなるので、志望動機を使い回ししがちですが、人事担当者はプロなのですぐに手抜きを見抜きます。
どの業界でも通用するような抽象的、ありきたりな志望動機だと、使い回しがバレて書類審査で落とされますので注意が必要です。
業界・企業研究をすると色々なことが分かりますので、10社中10社が同じ志望動機になることはありません。なのでめんどくさい気持ちを抑えて、1社ずつ志望動機を考えるようにしてください。
志望動機で押さえるべき3つのポイント
履歴書に志望動機を書く上で重要になってくる3つのポイントをご紹介します。
- なぜその業界・職種を志望したのか?
- なぜその企業を選んだのか?
- その会社で貢献できることは?
基本的には上に書いた3つのポイントを押さえて、上から順番に書いていけばOKです。
1番の「その業界・職種を希望した理由」については、同業種の場合は前職の経験・スキルが生かせるからでOKですが、異業種の場合はちゃんとした理由を考える必要があります。
2番の「なぜその会社を選んだのか?」は頭を悩ませるポイントです。
例えばあなたが介護士だったとして、同じ介護業界で転職する場合、1番は同業種なので経験が生かせるからで簡単に書けます。
しかし多くの介護施設の中でなぜその会社を選んだのかを説明するのは難しいです。
ぶっちゃけていうと給料が良い、自宅から近い、職員が多く仕事が楽そうなどが理由ですが、そのまま言うわけにはいかないので頭を悩ませることになります。
3番目の「その会社で貢献できること」は同業種の場合、経験・スキルを生かせるからで通用しますが、異業種の場合はアピールするのが難しくなってきます。
同業種への志望動機 例文
そうは言ってもイメージできないと思うので例文をご紹介しましょう。ちなみに同業種の工場勤務へ転職する場合で解説してます。
【同業種の工場勤務へ転職する場合】
自分のもっている資格、経験を生かせる会社だと思い応募させていただきました。
半導体向け垂直搬送機のシェアは世界でも80%以上と言うことで、大手にも負けない高い技術力をもった会社にひかれました。
前職で夜勤をやっていたこともあり体力・健康面には自信があります。また仕事は責任感が強く、決められたルールを確実に守ってできるタイプですのでよろしくお願いいたします。
先ほど解説したとおり、1番目の「その業界・職種を希望した理由」については、同業種なので生かせる資格、経験があるからでなんなくクリアできます。
次に2番目の「なぜその会社を選んだのか?」についてですが、企業分析をしっかりと行えば、その会社の強み・特長が分かりますので、その部分を書いておけばOKです。
ぶっちゃけていうと給料・待遇面が理由なのですが、本音と建前がありますので(汗) 企業研究をちゃんとしたことが伝われば履歴書としては合格ですヽ(´▽`)/
3番目の「その会社で貢献できること」については、資格・経験・スキル面をアピールしても良いです。例えばIT業界なら人柄をアピールするよりも、スキル面をプッシュした方が強いので。
また例文のようにその会社で仕事をする上で、採用担当者が重視しそうなことをアピールするのもアリです(工場勤務なら責任感の強さ、ルールを守ること、体力面は重要)
異業種に転職する場合の例文
次は異業種の場合について解説します。。ちなみに営業からIT業界に転職するケースをご紹介します。
前職では営業職を担当していましたが、直接お客様と接することで「こんな商品があったら良いのに」、「自分で作れたらいいのに」という願望がでてきて、未経験者ながら貴社に応募させていただきました。
システムエンジニアとしての経験はありませんが、現在はスクールでJava、PHPを勉強中で、Oracle認定Java資格の取得を目指してがんばっております。
未経験者ですが前職で飛び込み営業をしてた経験、あきらめない不屈の闘志、会話力を強みに、1日でも早く一人前のプログラマーになれるように努力しますので、どうぞよろしくお願いいたします。
未経験者の場合はなぜ異業種に転職するのかを説明する必要があります。
ぶっちゃけ営業がイヤだった・向いてなかった・給料が低い業界だったなどの本音は言わず、納得感のある理由を書くようにしましょう。
次に未経験者だけどやる気があることをアピールするために、事前に勉強をしている、資格取得を目指してるなど、担当者に熱意が伝わることを書きましょう。
どの道、内定したら事前に勉強することになるので、転職先で必要になる知識・スキルを調べて、前向きに努力してることをアピールします。
最後に異業種の場合、前職の経験・スキルをダイレクトには生かせません。
なので間接的で良いので転職先で役に立ちそうなことを書き、即戦力となるために前向きに努力してることをアピールして締めましょう。
まとめ
転職活動の志望動機の書き方と注意点を解説したので、最後にもう一度おさらいをしましょう。
- 新卒の時と同じノリで書かない
- 志望動機の使い回しをしない
- その会社・職種を志望した理由
- その企業で貢献できること
- 転職先が同業種or異業種で書き方が変わる
履歴書の志望動機を新卒の時と同じノリで書くと、転職の場合は書類審査で落とされますので注意が必要です。
なぜなら新卒と中途採用では企業側が求めるものが違いますし、人事担当者の目も厳しくなるからです。
また履歴書を何枚も書いてるとめんどくさくなるので、志望動機を使い回してしまいがちですが、人事担当者はプロなので見抜かれます。
使い回そうとした場合、どの会社でも通用するような抽象的な内容になるので、ボンヤリとしたことしか書けないんですよね(汗)
志望動機を書く時はその業界・職種を志望した理由、数ある企業の中でその会社を選んだ理由、自分が入社後に貢献できることを順番にストーリーにして書きます。
とくに「数ある企業の中でその会社を選んだ理由」は、企業分析をしっかり行わないと書けませんので、本・ネットで調べてから書くようにしましょう。
最後に転職先が同業種・異業種かで書き方が変わります。
同業種の場合は前の会社の経験・スキルが生かせるので書きやすいですが、異業種の場合はなぜわざわざ他業種に転職するのか? 未経験でも採用してもらうための熱意が必要になります。
今回ご紹介したポイントを押さえて志望動機を書き、書類審査をパスして面接まですすみ、最終的には内定を勝ちとってくださいね♪
書き方は↓の記事で解説してます。
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