速記士の平均年収は400~500万円くらいになりますが、ベテランならもっと高給取りになります。
この職業は国会や裁判所等において、会話のやり取りを特殊な文字に変換させて書き読めていきます。そんな速記士の仕事内容についてご紹介します。
もくじ
仕事内容
まず仕事内容についてですが、国会において議員のやり取り、裁判所で裁判官と被告人の会話の内容を、特殊な文字に変換してスピーディーにメモします。
次に勤務時間ですが、速記士の仕事内容は大きな会を開いた際、そのやり取りを記述する事となっています。
なのでサラリーマンのように毎日決まった時間・場所で働くのではなく、速記をする場所によって差がでます。
特に臨時国会のように議員を招集し開かれる事があると、常に速記士も必須となるため、1人では対応しきれず交代制のシフトとなってきます。
速記士になるには?
速記士になりたいのであれば、ハローワーク・転職サイトにて「速記士 求人」と検索すれば該当します。
国会・裁判所に限らず、記者会見でも必要になってくる仕事なので、求人自体はありますが、田舎になればなるほどチャンスは少なくなります。
速記士になるための専門知識、技術を学ぶことが出来る専門の養成所があります。また通信教育でも速記士の資格保有が可能となっています。
ただ専門的な特殊な文字の読み書きが必須となるので、自分だけで学ぶのは非常に根気が必要となってきます。
なので速記士になりたいなら、独学で学ぶより専門学校・通信教育で勉強することをおススメします。
プロとして働きたいなら速記技能検定2級が必要になりますし、年収アップを狙うなら1級をもっておいた方が有利になります。
やりがいと将来性
速記士の仕事のやりがいについてですが、国会で話し続けている会話をメモしなければ、新聞発行もままなりません。
また国会で新法案の決議がなされた場合、正確な記述がされていないと、取返しのつかない事態に発展してしまうので、責任とやりがいは十分に感じる事が出来る職業となっています。
ただ最近では国会、地方議会での手書き速記は少なくなっており、ボイスレコーダーで録音して、あとから書き起こせるようになってますので、将来的な需要は減ってくると言われています。
ボイスレコーダーのMP3ファイルを文章化できるソフトはありますが、この記事を書いてる2017年の時点では精度が高くないのでまだまだ大丈夫ですが、10年後には技術進歩で速記士がいらなくなる時代がくるかもしれません。
それを踏まえた上で、やりたいと思うのならば速記士を目指せば良いと思いますし、将来性を考えて他業種に転職するのも個人的にはアリかな~と思いますね。