潜水士の年収は350~450万円くらいですが、民間企業か公務員かで差が出てきます。
潜水士と聞くと多くの方が海上保安官にスポットを当てた映画「海猿」を思い浮べるかと思われます。
でも具体的な仕事内容について深くはご存じないでしょうから、今回は潜水士の仕事内容についてご紹介します。
もくじ
民間と公務員で待遇に差が出る
まず民間企業か公務員採用によって仕事内容が異なってきます。
民間企業で潜水士の資格を保有している方は、海洋調査機関や港湾での水中で行う基礎工事、船体から流失した油の回収作業、沈没した船体の回収作業がメインとなってきます。
公務員で潜水士資格を保有している方は警察や消防、海上保安官や海上自衛隊員となっており、水難事故による人命救助や亡くなった方の遺体の引きあげ、遺留品の捜索となってきます。
そのため水中での作業は非常に体力を必要とする仕事内容ですし、時には目を背けたくなるような光景さえ目の当たりにすることがあり、肉体的にも精神的にも辛い仕事です。
ちなみに人気映画・マンガの海猿に出てくる主人公は、海上保安庁に勤めていますので、同じような仕事がしたいなら公務員として採用される必要があります。
潜水士の勤務時間は?
水中での作業は非常に危険を伴う作業となっているので、民間企業では明るい時間帯である日中に行うケースがほとんどとなっています。
ですが海猿のような海上保安庁の隊員の場合、緊急事態ともなれば日が落ちてから潜水する事もあります。
この場合、勤務時間が終わってから、彼女とデートがあるので行けませんと言うわけにもいかないので、トラブルがあると予定はグチャグチャになります。
ちなみに1日に潜水できる回数、時間は決められており、1人でずっと海に潜ることはできません。
なぜなら体に掛ける負荷が大きすぎるため、この規定を守らないと健康被害につながってしまうからです。
潜水士の求人の探し方と資格試験について
ハローワーク、職業安定所で「潜水士 求人」と検索することで、資格保有者を求めている機関・企業の求人を発見する事が出来ます。
次に潜水士の受験についてですが、試験には年齢制限がありません。しかも学科のみで実技試験が無いので、泳げない方でも資格保有は可能となってきます。
ですが根本的に泳げないと水中での作業を行うことは無理ですし、カナヅチの人がわざわざ資格取得をしようとは思わないはずです。
誰でも取得可能の資格ですが、安全対策をしっかりと行う事が出来なければ、命を失う危険もありますからね。