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「理系大学院生の女子は就職で不利?」

「面接まではいけるけど、それ以上いけない…」

 

就活をスタートして、1社目で内定が決まることはまずないので、何社も受けないといけません。

なので何度も何度も落ちると、自信がなくなるというか、今まで信じてたモノがぐらついて変な感覚になります。

 

理系の大学院生は大手メーカーの研究職採用で有利と言われますが、東大・京大・神戸・一橋・名古屋・慶応義塾のような一流大学院ならまだしも、二流以下になると就職は厳しくなってきます。

男性ならまだしも女性の場合、結婚・出産などで辞める人がいるので採用を控える会社もあります。

男女雇用機会均等法、差別問題にもなるので、おおっぴらに女性を雇わないとは言いませんが、会社によっては面接で「結婚したら辞めちゃうんでしょ?」と聞かれたという話もあります。

リケジョは人気?

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理系女子のことを「リケジョ」と言ってメディアが取り上げてますよね?

昔と違っていまは「女性活躍推進法」があり、大企業は女性の採用を増やす&女子の管理職を増やさないといけなくなりました。

なので昔に比べると理系の大学院生卒の女子は、就職転職で有利になりました。

 

ただそれは大企業に入れるレベルの一流大学院を卒業できる人の話です。

中小企業レベルでは男性と違って、結婚・出産で辞める可能性がある女性の採用は、積極的にしない会社がいまだにあるんですよね…

就職後に子供ができたとしても、産休・育休をとって会社に残れることもあります。

しかしその間は給料がもらえませんし、ブランクができるので同期の男子に先を越されて悔しい思いをします。

研究職にこだわらない

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理系の大学院生を卒業する場合、自分の専門分野を生かして、研究・開発職で働きたいと思うはずです。

なので最初のうちは大手企業の研究開発職を受ければ良いですし、それで内定が決まる人もいます。

ただなかなか内定が決まらない場合は、志望業界・職種を変えて就職転職活動に挑んだ方が良いですね。

 

なぜなら日本の会社はアメリカのような外国企業と違って、職歴に空白があるのを嫌うからです。

ストレートでも大学院修士は24歳、博士だと27歳になり、浪人・留年があると卒業時の年齢はもっと高くなります。

なので就職できずにフリーターを経験すると、年齢的にかなり厳しくなってくるんですよね(;´Д`A “`

リアル逃げるは恥だが役に立つ状態

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2016年に恋ダンスが話題となったドラマ、「逃げるは恥だが役に立つ」があります。

新垣結衣が演じる主人公の森山みくりは、大学院生に進むが就職できず、派遣社員になるも、すぐにハケン切りにあってます。

逃げ恥の主人公は文系の大学院卒でしたが、理系女子でも同じような目にあってる人はいます…

学校推薦で決まれば問題ないのですが、上手くいかない場合は、「大学院にいかず大卒で就職してれば良かった…」と後悔する可能性もあります。

既卒で職を探す場合

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内定が決まらないまま大学院を卒業してしまった場合、年齢的にも20代後半になり正社員採用は難しくなります。

フリーター、契約社員からの正社員は難しいので、塾講師、教師、公務員になるのもアリです。

もし彼氏がいるなら、就職せずに専業主婦になるのもアリだと思います。

 

今後の流れを考えるなら、あきらめずに就職活動を続けつつ、内定が決まらずに卒業した場合は塾講師、教師、公務員になる。

もしくはハローワーク、転職サイトなどを利用して、職探しをがんばるのが現実的でしょうね。

奨学金の返済がある場合は金銭的にも厳しくなりますので、あまり長引かせず短期決戦で決めるようにがんばりましょう!