雑誌編集者の仕事

「出版社の雑誌編集者は激務で辛いから辞めたい」

雑誌の編集をしていた29歳の女性です。私が担当していたのはファッション情報誌でした。

小さな会社だったためモデルの選定から簡単な写真撮影・イラスト・インタビュー・校正まで、製作にかかわるほとんどの仕事が編集部スタッフによって行われていました。

在籍した期間は4年間ですが、他の出版社よりも濃い体験をさせてもらったと今では感謝しています。ただ業務内容は激務の一言に尽きますし、辛いから辞めたいと思うことが多かったです。

出版社の雑誌編集者は激務

平社員の私の年収は約300万円でした。

残業の多い月は月収も高くなり、残業のない月は安くなりました。最高月収は40万円弱で、この月は社外での取材が多く残業もあり、体調を壊すほど重労働をした覚えがあります。

忙しくて給料が多いときはどうしても外食が多くなるので、手元に残るお金は変わらないと感じました。

 

勤務時間は9時~18時でしたが、コアタイムが決まっていてその時間に職場にいれば基本的には大丈夫でした。

毎日その日の勤務時間、勤務内容などをノートに書き、上司に承認してもらう作業があり、そのノートがタイムカードの役割も果たしていました。

仕事はきっちり片付ける必要がありますが、朝カフェで仕事をしてきても上司の承認さえ取れればOKという自由さがありました。

しかしノートを提出すると、「今日はこれしか作業できなかったの?」、「半日かかってA4の広告1枚しか作れなかったの?」とかダメ出しをされることのほうが多かったので毎日緊張しました。

残業時間がめちゃくちゃ多い

落ち込む女性

雑誌は締め切りのあるので残業が多く、編集部のスタッフ全員が毎日23時過ぎまで働いていました。

朝8時の締め切りに間に合わせるため、上司である係長は締切前日に必ず徹夜をしていました。

私は一番遠くに住んでいたので、23時15分には会社を出ないと終電に乗れなくなってしまうのですが、帰ろうとすると同僚たちに「もう帰るの?」と冷たい目で見られるのが辛かったです。

 

締め切り前になると休日出勤で働くのも当たり前で、子供が産まれたら続けられないと感じました。

仕事はクリエイティブで、自分で考えた企画が採用されると本当に楽しいのですが、忙しいときと暇なときのギャップが大きい仕事でした。

やりがいのある仕事ですが激務なので、コツコツがんばることができて体力に自信のある人に向いていると思います。

パワフルな人が多い

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仕事が忙しくても彼氏とデートに行ったり、時間をみつけてはコンパに行ってる人が多かったですね(笑)

激務だからといって雑誌編集者の仕事ばかりしてたら婚期を逃してしまうので、疲れててもプライベートは気合で充実させる人が多いです。

 

ただ勤務時間が長いため、結婚してからも仕事を続けるのは大変です。特に子供ができてしまうと時間的に難しくなりますね。

産休・育休の取得を最低限にして、すぐに子供を保育園に入れたとしても、お迎えの時間があるので夜遅くまで働けなくなります。

独身時代に23時15分で帰宅してても同僚から冷たい目で見られてたくらいですから、保育園のお迎えがあるから19時帰りますってのは無理があります。

なのでわたしは結婚を機に雑誌編集者の仕事を辞めました。激務で辛かったこともあり、あのタイミングで辞めて正解だったと思います。

早い段階で辞める人も多い

会社を辞めたいという女性

雑誌編集者の仕事を辞める人は、入社してから1~2年以内に退職をしていきます。

先ほど書いたとおり勤務時間が長く激務なので、早い子は1年持たずに辞めてしまいますね(しかも給料が安いですし)

雑誌編集者に憧れる女性は多いのですが、実際に働いてみるとイメージとのギャップが大きすぎて、仕事を辞めたいと思う女性が多いわけです。

 

それにパワフルで、エネルギッシュじゃないと体が持たないので、体調を崩して辞めてしまう人も多いです。

そりゃあ、毎日のように日が変わるまで仕事してるわけですから、体調を崩してしまうのも無理ないと思います。

雑誌編集者の仕事よりも高給で、勤務時間が短い仕事はいくらでもありますので、向いてないと思ったら早めに辞めることをオススメします。

新聞社や出版業界の年収と給料明細

出版業界の年収

新聞社や出版業界で働く読者さんからの口コミ情報をまとめました。

日本経済新聞、読売、朝日、毎日、、中日、産経、北海道、西日本などなど、地方新聞社も合わせると膨大な数になります。

出版業界だとベネッセ、角川、ぴあ、学研ホールディングス、講談社、日経BP、ダイヤモンド社、プロトコーポレーション、ゼンリン、昭文社、文溪堂、インプレス、集英社、小学館などなど小さい所もあわせると一杯あります。

biji【  年齢 】25歳
【  地域 】関東地方
【業種・職業】新聞社
【仕事内容 】広告営業
【  年収 】390万
【ボーナス 】45万円
【残業時間 】月5~20時間
【  休日 】4~10日
【何か一言 】
記者ではなく営業職です。月の手取りは20万弱、家賃手当や残業手当はありません。

毎日定時に上がっても、土日出社が続いても給料は基本的には変わりません。

biji【  年齢 】27
【業種・職業】地方新聞社
【仕事内容 】広告営業
【  年収 】450万円
【残業時間 】30時間
【ボーナス 】
【  休日 】土日祝
【何か一言 】
仕事の内容から考えるとこんなものだと思う、ただ昇給が見込めないのが辛い。

出版社の年収

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【  年齢 】35歳
【  地域 】関東地方
【業種・職業】フリーライター
【仕事内容 】学習参考書系の執筆・編集等
【  年収 】4~500万
【ボーナス 】0万円
【残業時間 】?時間
【  休日 】不定休
【何か一言 】
子どもが保育園にいっている間に原稿を書いている。子どもがいる女性なら、自由がきく在宅ワーカーは悪くない。

でも出世もない、立場的には社会の底辺、将来の保証もないので、モチベーションの問題はある。

biji【  年齢 】30歳
【  地域 】関東地方
【業種・職業】出版社
【仕事内容 】雑誌編集
【  年収 】320万
【ボーナス 】?万円
【残業時間 】月50時間
【  休日 】週休2日
【何か一言 】
業界全体的に午後から始めて終電近くまで会社にいる人間が多い悪習あり。

専門職のような言われ方をするが、基本的に誰でもできる仕事。ただし無駄に経験を問われるので、やってみたかったら新卒で入るしかない。

中小は基本的に優秀な人間ほど早期に退職する業界。

biji【  年齢 】42
【業種・職業】フリーのグラフィックデザイナー
【仕事内容 】出版系
【  年収 】750万円
【残業時間 】
【ボーナス 】
【  休日 】
【何か一言 】
忙しい時期は一週間ぐらい睡眠2~3時間程度、暇になると平日も1週間ぐらい休める、月平均すると1日6時間ぐらいしか働いていない。

勤務時間は開始も終わりも日によってまちまち、しかし出版業界は先すぼみな予感

biji【  年齢 】25
【業種・職業】出版会社
【仕事内容 】原稿入力、校正、レイアウト、文字作成
【  年収 】300万円
【残業時間 】80時間
【ボーナス 】100万円
【  休日 】不定休
【何か一言 】
働いた時間分は確実もらえる、夕食手当て有。そのかわり日に当たらない生活が続く、お昼に日光浴に行く人もいる。

精神的にもやられるので、パソコンにしか向かっていないのに、人間関係ドロドロ♪

biji【  年齢 】34
【業種・職業】コピーライター
【仕事内容 】カタログ、DM、ポスターのコピー制作
【  年収 】360万円
【残業時間 】100時間
【ボーナス 】なし
【  休日 】
【何か一言 】
広告制作会社は非常にキビシイ状況です。これから目指そうとしている方はWeb等に特化している会社でないと食べていけないかも知れません。

私も結婚や車・家を持つことは諦めています。

biji【  年齢 】32
【業種・職業】出版社
【仕事内容 】編集
【  年収 】280万円
【残業時間 】80時間
【ボーナス 】
【  休日 】年6日
【何か一言 】
もちろん残業代はなし。
biji【  年齢 】26
【業種・職業】出版業界
【仕事内容 】営業
【  年収 】360万円
【残業時間 】
【ボーナス 】
【  休日 】土日祝
【何か一言 】
毎週営業で全国に飛び回っています。社長が有名でそばにいてやりがいはあるが、会社が若いので不安。

 

biji【  年齢 】26
【業種・職業】出版会社
【仕事内容 】雑誌編集
【  年収 】200万円
【残業時間 】泊まり込みあり
【ボーナス 】5万円
【  休日 】月4日あれば良い方
【何か一言 】
出版社は大手を選ばないと苦しいだけです。激務の割に給料には反映されず、昇進しても待遇にほとんど変化無し。
biji【 年 齢  】 30
【業種・職業】 フリーランス・コピーライター
【仕事内容 】 コピーライティング
【 年 収  】 1500万円
【残業時間 】 なし
【 ボーナス 】 0
【 休 日  】
【何か一言 】
依頼を受けて原稿を書く仕事。時間を自由に使えるのは良いし、ノートパソコンひとつでどこででも仕事ができる。

ただ、依頼がない時期が続くと不安になるし、仕事が混みあうと寝る時間がない。

biji【 年 齢 】 33
【業種・職業】 出版
【仕事内容】 編集・デザイン・ライター・撮影・WEB制作
【 年 収 】 200万くらい
【残業時間】 20
【ボーナス 】
【 休 日 】クライアントの都合似合わせるので休みだろうが何だろうが代わりありません
【 何か一言 】
入社8年目。撮影機材等は自腹です。総支給は多少増えていますが、手取額には変化なし。(税金が増えるんですかね)

ファストフードのアルバイト以下の給料で1人何役してるんだか。鬱になって辞める人が多い会社です。

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【 年 齢 】 31
【業種・職業】 出版
【仕事内容】 フリーの記者及び編集者
【 年 収 】 450~780万程度
【残業時間】  
【ボーナス 】
【 休 日 】
【 何か一言 】
女、雑誌関係。800弱稼いだときは20代、実働月20日程度、出張あり。

450万くらいなら実動月10日程度。

biji【 年 齢 】 27歳
【 業 種 】  出版会社
【 職 業 】 
【 年 収 】 480万円
【残業時間】  
【ボーナス 】  年間7ヶ月
【 休 日 】土日・夏冬休み長い
【 何か一言 】
楽です。でも、もっとやりがいのあることしたいこの頃・・・

管理人かいばの感想

読者様からの口コミ情報を読んだ、わたしの感想を独断と偏見で言わせていただきます。

出版業界・新聞社ともに昔に比べると年収が下がってる業界になります。

ネット、スマホの影響で新聞を読まずにヤフーニュースなどで済ませる人も増えましたし、雑誌を読まなくても携帯電話で検索すればすぐに情報が手に入るので、雑誌を買う人も減っています。なので有名どころでも廃刊なる雑誌が増えているんですよね…

新聞、雑誌を読む人が減るということは、人件費削減のために給料・ボーナスカットされますし、最悪はリストラをされる可能性もあります。

そう考えるとよっぽど好きじゃない限り、転職するのはビミョーというのが個人的な感想です(汗) とはいっても私の場合は製造業で働いてるので、新聞・出版社に入ることはまずありませんが。。。