「会社の試用期間中だけど辞めたい…」
「入社してみたらイメージと違った…」
と入社式早々から思った、22歳大卒の方に向けた記事です。
「会社が楽しすぎてハッピー!」という方はいますぐページを閉じてください。
もくじ
試用期間中に辞めたい人が増えてる
短期間で離職した場合、「根性がないな…うちに入ってもすぐに辞めるかもしれない」と思われるので、転職時に不利になります。
しかし多くの企業では試用期間を入社から3ヶ月としており、その間に辞めた場合は職歴に書かなくても大丈夫なんですよ。
と言いますか、ハローワークの人に「転職で不利になるから書かない方が良い」と言われますので(;^ω^)
なので入社して半年で辞めるくらいなら、1週間とか、1ヶ月で退職した方が転職活動が有利になります。
ただ試用期間中に辞めて職歴に書かなかったとしても、空白期間ができるのは間違いないので、早めに転職活動をスタートすることをオススメします^^
短期間で辞めたとしても、職歴に空白期間があっても、若ければ仕事はカンタンに見つかります。
自分の心を削りながらムリして働いてると、出勤前にお腹が痛くなったり、頭痛や吐き気がするようになります。
うつ病になったら社会復帰をするのが大変なので、向いてないと思ったら早めに行動した方が良いですよ~
ちなみに面接で質問をされたときは正直に答えないと、職歴詐称で入社後にクビになることがあるので聞かれたら素直に答えましょう(聞かれなかったら黙っておきましょう)
試用期間中に辞めたい=向いてない
入社して1週間もしないうちに辞めたいと感じたけど、「せっかく就活をがんばって入社したのにもったいない…」「いま辞めても転職先が見つかるか分からない…」と踏み出せないことがあります。
また母親に「もうちょっと続けてみたら?」と言われることもあるのではないでしょうか?
「ヨシ! もうちょっと頑張ってみよう。石の上にも三年って言うし!」と前向きな気持ちになれるなら、退職せずに続けることをオススメします。
仕事を続けてるうちに、やりがいを感じたり、楽しいと思えるようになる日がくるかもしれませんので^^
ただ多くの人は勤続年数が長くなるにつれて、会社の嫌な部分が見えてきます。また昇給がほとんどないことに絶望して仕事を辞めたくなります。
私はいまでこそ会社を辞めたいと日々思ってますが、入社式のときに辞めたいとは思わなかったですし、1週間・1ヶ月経っても辞めたいと思いませんでした。
入社1年目のころは上司・先輩も可愛がってくれたし、仕事量も責任も少なかったので、試用期間中に辞めたいと感じることはなかったです。
それにも関わらず「入社してすぐに仕事を辞めたいと感じる=よほどストレスがある=向いてない」ことになります。
だって初任給はまだもらってないはずですから、それ以外の部分に辞めたいと思う理由が隠されてることになるので(;^_^A
辞める前に配置変更をお願いしてみる
社員数が10名以下の零細企業の場合はどうしようもありませんが、中小・大企業なら色々な部署があります。
仕事内容・上司のパワハラ・職場の人間関係がネックになってるなら、辞める前に違う部署に異動させてもらいましょう。
新入社員を採用するには多額のお金がかかってるため、会社の上司・人事は早期退職をさせたくないと考えています。
なので「いまの職場は合わないから別の部署に行かせて欲しい。ダメなら会社を辞める」と上司に相談するとすんなり通ります。
人見知りなので営業職はイヤと言ったのに、なぜか営業に配属されたとき、自分が行きたい部署に配属されなかったときに使える手です^^
即日辞めるのは難しい
試用期間中に辞めるとしても、正社員と同じように離職手続きをする必要があります。
なので「この会社に入って失敗した…いますぐ辞めたい」と思っても、手続きに2週間かかるのがふつうです。
中には力技で即日に辞める人もいますけどね(苦笑)
新入社員が会社に出勤してこない、電話をしてもつながらないので、心配して寮に行ってみたら空っぽだったこともありますので(;^ω^)
ただ基本的には即日退職は難しいと思っておいた方が良いです。また対面or電話で辞める理由を上司にいうのも常識となります。
会社を辞める時の言い訳
先ほど書いたとおり、新入社員を辞めさせると直属の上司、採用した人事担当者の査定が下がるため、なんとかして引き止めようとしてきます。
終電ギリギリまでサービス残業をさせられたり、提示されてた給料と違うなど、労働条件が理由なら向こうも分かってるので辞めやすいのです。
それ以外の代表的な言い訳は以下のモノがあります。参考にしてくださいね^^
- 職場の人間関係が悪い
- 残業が多い
- 自分の思ってた仕事と違う
- 他にやりたい仕事がある
- 家族を理由にする
- 体調不良になった
職場の人間関係が悪い・上司のパワハラ・自分が思ってた仕事とは違うなどの言い訳をした場合、「別の職場に異動してみるか?」と言われることがあります。
人間関係、業務内容は異動すれば変わりますので、ガチで辞めたいなら違う理由を考えた方がいいですね(;^ω^)
本当は働きたい業種があり、諦めきれない。資格を取って新しいことにチャレンジなど前向きな退職理由は波風が立ちにくいのでオススメです。
また県外から就職した場合「親が病気になって看病しないといけなくなった」というネタも使えます。
またストレスで胃潰瘍、うつ病になったという手も使えますが、医師の診断書を持ってこいと言われたり、休職を勧められることがあるので注意が必要です(^_^;)
いまの仕事を続けれるなら続けた方が良いのですが、どうしても辞めたいなら早めの行動がオススメです。
若ければ転職先はすぐに見つかりますので、ストレスで体を壊す前に辞めることをオススメします^^
ブラック企業の実例
「ブラック企業の実例や実態を知りたい!」
「会社えらびを失敗したくない!」
大卒でも正社員として働けない人が増えており、焦りからブラック企業に入社してしまう若者が後をたちません
ブラック企業の見分け方をネットで探している人もいますが、採用する側もバカではありません。
手口がこうみょうになっており、求人詐欺と言うことばがあるように、求人票では良い事を書いているけど、入社してみるとを全然違うケースがあります。
インテリア会社で使い捨てにされたYさん
わたしはインテリアの設計をする会社に務めていました。ほんらいは朝から17時までが仕事ですが、受注が多い時は徹夜で働くこともあります。
繁盛期は夜中の2~3時に仕事が終わることが多く、家には文字どおり帰って寝るだけという生活。いえ、平均睡眠時間は3時間だったので、ゆっくり寝ることすらままならないと言う状態でした。
当然ですが、ブラック企業なので残業代は1円たりとも出ません。すべてがサービス残業という鬼畜っぷりで、いま思い返してもムカムカしてきます。
中途採用の人が9割以上という会社で、入社したときは「なんでだろう?」と思ってましたが、働き出して2ヶ月後には理解しました。
あまりにも労働条件が悪すぎるため、「やってられない!」とみんな転職するわけです。わたしも途中で辞めたので、最終的にはその一人になったわけですが(笑)
毎月のように社員が辞めて、新しい人が入ってくるをエンドレスで繰り返します。いわゆる社員を使い捨てにするタイプのブラック企業になります。
「またコイツも辞めるのかな~」と思うと、わざわざコミュニケーションをとって仲良くなろうとは思わなくなります。私以外の人も同じような気持ちだったようで、職場の人間関係も悪かったですね。
営業職で働くIさん
前に働いてた会社はいわゆるブラック企業ってやつで、わたしはそこで営業職をやっていました。朝から日が変わるまで働かされるわりに、残業代は出ないので給料は安かったです。
またノルマが厳しく、達成できなかったら商品を自腹で買い取らないといけない。いわゆる自爆営業がありました。
入社してから3ヶ月以内に辞める人が多く、長続きする人の方がレアな会社だったので、ハローワークで常に求人を出してました。
最近はブラック企業という言葉が市民権を得ており、正社員での就職が難しいこともあり、夢と希望をもって転職する若者を使い捨てにしてる状態です。
営業職じたい向き不向きがある仕事なので大変ですが、営業+ブラック企業になると最悪の組み合わせになるので注意が必要です。
リフォーム業界のブラック企業で働くTさん
わたしは神奈川県にあるリフォーム会社で営業マンをしていました。リフォーム業界はブラック企業が多いことで有名でしたが、案の定、わたしが入社したところも真っ黒でした。
わたしと同時期に入社した同期が9人いましたが、3ヶ月以内に半分やめて、半年後には残り2名だけになりました。私自身、8ヶ月目に退職したので、ほぼ全滅と言えます。
ちなみに辞める人が出るとすぐに新しい人の補充があったので、ハローワークで常に求人を出しつつ、スタッフを使い捨てにしながら経営してるんでしょうね。
仕事は毎日、深夜まで働かされ、残業代は月20時間分しか出ず、あとはすべてサービス残業でした。それに休日出勤も当たり前のように行われており、私の場合はMAX36連勤をしたことがあります。
ノルマが厳しく、営業成績が悪い社員は上司からボロカスに怒られます。怒鳴るのは日常茶飯事で、ひどいときは物を投げつけたりされますが、さすがに殴られたりはしませんでした。
わたしの営業成績は中の上くらいだったので、上司のターゲットにされることはありませんでしたが、同僚が怒られてるのを聞いてるだけでも憂うつな気分になってきます。
学生時代は運動部だったこともあり、我慢強さ、忍耐力には自信がありましたが、入社して半年経ったころから身体が重く、だるくて朝起きれない日が多くなりました。
休日出勤を当然のようにさせる会社ですので、体調不良だからといって休むことはできず、病院にいきたいけどいけないまま1ヶ月すぎ、やっと休みの日になったので病院にいくと「うつ病」と診断されました。
翌日、会社の上司にうつ病になったことを伝えると、「うつ病だったら別に問題ないね」と言われふつうに仕事をやらされました。
このままでは心も体も持たないと思い、入社して8ヶ月目に退職をしました。8ヶ月というとわずかな期間だと感じると思うでしょうが、とっても長くて、地獄のような日々でした。
実例紹介 田中さん
非正規雇用のデメリットを知ってる田中さん(仮名)は、正社員での採用にこだわりました。
不景気で企業が採用を控えている時期だったこともあり、就職活動で100社以上受けるも内定は0でした。
結局就職先が見つからず大学を卒業、ハローワークに通い初めて3ヶ月経ったとき、やっとの思いで内定を勝ち取りました。
「これで辛かった就職活動ともお別れだ」と思い、ウキウキした気持ちで会社に行ってみると、求人情報とはちがう実態にがくぜんとしました。
試用期間なしと書かれていたにもかかわらず、「入社して半年間は試用期間のため給料が安くなるけどいい?」と聞かれました。
「ふざけるな、求人詐欺じゃねえか!」という気持ちでいっぱいでしたが、またハローワークに通う生活も夜だったので、受け入れざるを得ませんでした。
サービス残業多すぎワロタ
残業時間(毎月100時間以上)、深夜労働のおかげで体はクタクタです。
残業代が出るのならまだしも、月20時間までしかつかないので、残りはすべてサービス残業になります。働けど働けど楽にならないから辛いです。
ブラック企業だから働いてる人もクソなのか、働く環境のせいで人格がゆがむのか分かりませんが、上司のパワハラもひどかったです。
バカ、アホ、役立たずと罵られるのは日常茶飯事で、胸ぐらをつかまれたり、頭を叩かれたこともあります。
辛かった半年間の試用期間が終わっても、給料はほとんど上がらず、手取りは20万円以下。これでは生活していくのも一苦労です。
一度だけ文句を言ったことがありますが、「イヤだったら会社を辞めてくれ、お前のかわりはいくらでもいる」と言われました。
ガマンして1年半働きましたが、労働時間の長さ、上司のパワハラによるストレスからうつ病になり、最終的には退職しました。
退職金は1円も出ず、送別会すらないブラック企業っぷりでした。いまおもうと辞めて良かったと思います。
見分けることが難しい
就職活動の時点でブラック企業を避ければいい。気付かずに入ってしまったやつは情弱、企業分析ができてないから自業自得という人もいますが、入社前に見分けるのは難しいです。
いざ初出勤してみると、求人情報の給料、仕事内容とぜんぜん違うことはザラですし、有給休暇がとれない、サービス残業が多い、毎週のように休日出勤があるケースもあります。
中には会社のホームページでは、笑顔の社員の写真、キレイな社内のようすなどをみせて、就活生・転職活動中の人を釣るようなブラック企業もあります。
ネットでの情報収集、会社の前まで足を運ぶことはできますが、実際にどんな会社なのかは入社してみないことにはわかりません。
なので最終的には運になってしまうというのが現実なんですよね…
負の連鎖から抜けだせない
日本は外国と違って1つの会社でずっと働くのが良いとされています。なのでドロップアウトをした人には厳しいんですよね…
また退職して3ヶ月以上経ち、職歴に空白がある人は採用されにくくなります。
なので焦りから新しい会社に転職するも、またブラック企業だったという、笑えない話もあります(^^ゞ
なぜか新卒を優遇する企業が多いので、最初の会社がブラック企業だった場合、一生に一度しかない新卒のカードを捨てることになります。
先ほど紹介した田中さんのように、長時間労働、上司のパワハラによるストレスで鬱病になり、社会復帰するまでに何年もかかるケースがあります。
すると余計に正社員での採用が難しくなるので、派遣社員として働きざるを得ないという人がいます。
「派遣社員は生活できない、実態は苦しい」でも書きましたが、非正規雇用は将来が不安で、人生の負け組になるのは確定です。
しかしながらブラック企業に入社すると体も心も持ちませんので、体を壊して病気になったり、ストレスでうつ病になることもあります。
ちなみにハローワークはブラック企業が多いことで有名なので、事前にチェックをしてる転職エージェントを利用することで、失敗するリスクを減らすことができます。
運に頼った生き方をしてると、ギャンブル漫画のカイジのようになりますので、あなたが宝くじに当たるような強運ならまだしも、そうじゃないなら転職サイトを使って、堅実にホワイト企業を狙うようにしましょう!