研究職

【 年齢 】24歳
【 業種 】臨床検査センター
【 職業 】検体回収・事務処理
【 年収 】290万
【残業時間】月100時間以上
【ボーナス】なし
【 休日 】土日祝

平成29年3月まで静岡県にある検査センターで、検体の回収&配送の仕事をしていました。

新入社員のころは朝9時の出社して、20件ほどの病院・介護施設などで検体を回収、15時ごろに会社に戻り事務処理をします。

そのあと16時半に再出発、15件程の病院で検体を回収し、19時に会社に戻って事務処理をして、20時半に退社といった感じの仕事をしていました。

残業時間が月100時間越え

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入社して3ヶ月経つと、一通りルートをまわる仕事にも慣れ、上層部からの新しい要求が上がっていきました。

まわっていたルートの仕事はそのままに、朝の病院への検査結果のデータ送信、緊急に検査してほしいという病院への検体回収、病院から依頼される健康診断表の作成などなど仕事量が増えました。

平均労働時間は16時間ほどになり、月の残業は100時間を超えるようになりました。 それでも頑張ろうと愚痴をこぼしながら業務はこなしていました。

しかし上層部からの要求は更に高くなり、私が入社して半年程か経過したころに、異動してきた社長から無理強いをされ、私の立場はどんどん苦しくなっていきました。

気付けば朝7時半に出社し、夜中の0時以降に帰宅する日々が続いていく中で、こんな環境で働いている自分がバカバカしくなり、社長に反抗的な態度を取るようになっていました。

転職を決意

会社を辞めたいという女性

社長に反抗的な態度をとったせいで、数ヶ月後に干されるようになりました。最初は自分が未熟なのが原因と思ってましたが、実は私は泳がされていたという事実を知らせれました。

実はこの会社は大手の検査センター(エスアールエル)に吸収合併されることになっていて、人員削減のために社長が私を干したり、他の社員もやめるように仕向けていたということを知らされたのです。

今まで自分が年収300万にも満たない給料で、必死に頑張っていたのはなんだったのかと、悔やんでも悔やみきれない思いでした。

15人程いた仲間たちも半数以上が退社することを決めていました。みんな会社が変わってしまったことに対する悔しさを語りながら、残りの時間を過ごしていました。

一番の話し相手だった先輩も「こんな会社にいられない!」と転職したので、わたしも辞めることを決めました。

臨床検査センターは楽な仕事ではない

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臨床検査センターは仕事が楽そうなイメージがあるかもしれませんが、勤務時間が長くきつかったです。

そりゃあ建設業・引っ越し業者・工場作業員のような重労働ではありませんが、残業時間が長いとプライベートがありませんし、睡眠時間もまともに取れないのでストレスがたまります。

エスアールエル、ビーエムエル、LSIメディエンス、ファルコバイオシステムズ、保健科学研究所、江東微生物研究所のような大手ならまだしも、わたしがいたような小さい会社だと厳しいように感じますね。

年収290万円と安かったので、これだったらふつうの会社で事務員をやってる人と変わりませんし、事務員なら定時で帰れるわけですから、残業時間を考えると臨床検査センターの方が時給は安いです。

転職して年収がアップしましたし、なによりも残業時間が減ったことでプライベートの時間が増えたのが良かったです。