理学療法士を辞めたい女性

「給料が安いから理学療法士を辞めたい」

「職場の人間関係が悪い、特に上司がムカつく」

「40、50代になっても理学療法士を続けてる先輩が少ない」
 
理学療法士になったもののイメージと違った、若い職員は多いけど40代以降の先輩がほとんどおらず将来が不安、患者とうまくコミュニケーションを取れずに苦痛。

このような感じで理学療法士を辞めたい。退職しようか迷ってる人が増えています。

そこで今回は転職を考えている方の体験談をご紹介します。

理学療法士を辞めたい 30歳男性Tさん

【 年齢 】30歳
【 地域 】関東地方
【業種・職業】理学療法士
【仕事内容 】リハビリテーション
【 年収 】500万円
【ボーナス 】100万円
【残業時間 】月15時間
【 休日 】不定休

東京都内の某病院で理学療法士として働いており、仕事の内容は入院されている方のリハビリ業務になります。

その他の業務としてカルテ・報告書などの書類作成、見学に来る学生さんの指導、他職種とのミーティング等があります。

年収は30歳なら400万円くらいが基準で、働く病院によって±100万円前後の差があり、都心部では少し給料が高くなりますね。

 

勤務時間は8時30分~17時までで、休憩は1時間となっていて、残業は1日に1時間くらいで、定時で帰れる日もありました。

最近は土日もリハビリを導入している病院も多く、わたしの勤務先も土日も勤務ありのシフト制度となっていました。

 

嫌だったのが上司・先輩からの指導です(勤務時間外なのでサービス残業扱いとなります)

毎日30分はダメ出しがあり、「ああいうやり方はよくない」「頑張りが足りない」など説教されるのでムカつくことが多かったです。辞めたいと感じる瞬間ですね…

あと私の勤務先では、学会で発表する研究のノルマ(年間に2題)がありました。日々増えるデータの整理、文章作成に30分~1時間は費やしていました(これも勤務時間外でサービス残業扱いです)

 

理学療法士は一生懸命、仕事をしても給料が上がらない職種なので、何のために働いているのか分からなくなり辞める人も多かったです。

本当に好きじゃないと出来ない仕事だと思います。わたしはそこまで好きじゃなかったので、辞めたいと思うことが増えました。

理学療法士を辞めたい 27歳男性Sさん

【 年齢 】27歳
【 地域 】東海地方
【業種・職業】リハビリテーション業務・理学療法士
【仕事内容 】物理・運動療法によるリハビリ
【 年収 】400万円
【ボーナス 】60万円
【残業時間 】月20時間
【 休日 】不定休

仕事の良いところはやはりやりがいがあるところです。自分の知識や技術で患者様がよくなっていくような感じがあるときは、やりがいを感じます。

また患者様から感謝されることが多く、患者様の家族からも泣いて感謝されるときは感動すら感じます。
 

不満点としては、医療技術の進歩についていくため、常に勉強をしていないといけないところです。

また症例発表や研究発表を積極的に行っている病院では、年に数回、発表することを命じられ、日々残業になることもあります。勉強が苦痛と感じる人は辛い仕事になると思います。

上司に怒られる部下

上下関係が強く感じられる職域です。体育会系の流れがあり、新人の頃は上司や先輩には絶対のような雰囲気はあります。

なので職場の先輩、上司がイヤな人だったら、人間関係で大きなストレスを抱えることになります。なので理学療法士を辞めたいと思う人は多いです。
 

患者様とのやり取りはモチロン、他部門との連携も必要となるため、コミュニケーションが苦手だと苦痛感があります。

医師や看護師・介護士・薬剤師・栄養士などと連携をとり、情報を共有するため専門的な発言が問われます。

特に医者、看護士は専門家気質で頭でっかちの方が多く、態度も偉そうな人が多いので、ふつうの会話でも苦痛を感じることはたまにあります。

理学療法士は将来が不安

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給与面では資格所得者が増加したこと、医療費削減の指針があり、平均年収としては400~500万と高額な給与はもらえません。

忙しく厳しい割には安いと感じます。転職される方も多く、スタッフの入れ替わりもよくあることです。

ちなみに多くの病院では医者・看護士の方が年収は高くなりますし、ヒエラルキーも理学療法士よりは上になるケースが多いです。
 

わたしが働いてる大きな病院では、若い男女の理学療法士が多く、40代以降の先輩はほとんどいません。なので将来に不安を感じます。

ここしばらくは高齢者が多いので大丈夫でしょうが、自分が40代になる頃には今とは変わってるでしょうし、将来的には増えすぎたPTを削減する流れになりそうです。
 

給料はサラリーマンとほとんど変わらないレベルで、年収は400~500万円で頭打ちするのでやる気も上がりません。

職場の人間関係に不満があるなら、別の病院に転職をすれば良いのですが、わたしの場合は理学療法士の年収の低さ、将来性のなさ、仕事の大変さに不満を感じてるので、転職するなら異業種かな…と思っています。

ただ理学療法士になるための専門学校しか出ていませんし、医療の仕事しかやってこなかったので、他業種に転職してやっていけるか不安もあり悩んでいるところです。どうしたらいいでしょうか?

理学療法士を辞めたい人は早めに転職すべき

理学療法士の年収400~500万円というのは、サラリーマンの平均年収くらいなので少ないとは言えません。

ただ大企業、中堅クラスの会社に勤めてる人はもっと給料が高いですし、Sさんがおっしゃるように医師、看護士と比較すると給与が低いので不満を感じるのも分かります。

単純に人間関係に不満があったり、職場のやり方に納得がいかないなら別の病院にいけばOKです。

 

PTから異業種(サラリーマン)に転職する場合は、いままでのキャリア・知識・スキルを生かすことができません。

不安に感じる気持ちは分かりますが、意外と他業種へ転職するサラリーマンは多いです。
 

企業もいままでの知識・経験を生かすことが出来ないのは分かっていますが、新卒を0から育てていくより、社会人経験のある既卒に仕事を教えた方が楽なんですね。

特に20代の場合は仕事を覚えるのが早いので、まったく経験がない業種、医療業界からサラリーマンに転身しても上手くいくケースが多いです。

30代以降になると転職して年収アップを狙うのは難しくなっていきますので、理学療法士を辞めるなら早めに決断しましょう。

異業種に転職する男性

転職というとハローワーク、求人情報誌を思い浮かべるでしょうが、理学療法士より給料が安いところが多いです。

最近ではマイナビ、リクナビネクストなどの転職サイトもありますし、登録者だけが見れるレアな非公開求人が多い、転職エージェントもあります。

詳しい違いは転職エージェントとハローワークの4つの違いで書いてるので、そちらも合わせて読んでください。

また無料登録できるおすすめ転職エージェントについて、失敗しないオススメ転職エージェントの選び方で書いてるので、「理学療法士からサラリーマンに転職したい」と思ってるなら読んでくださいね。