発破技士の年収

発破技士の年収は350~500万円くらいです。

採石場、トンネル開通工事のために、硬い岩や壁があった際、火薬であるダイナマイトを使用して、一気に粉砕するのが仕事です。

火薬量がちょっとでも違うと壊れなかったり、大爆発を引き起こし大きな事故に繋がってしまう為、非常に危険をともなう仕事内容となります。

そのため、発破技士の資格を保有をしている方はしっかりと計算を行い、無事に行えるのかを常に考慮しなければならないので、緊張と隣り合わせで働いているのです。

勤務時間についてです

砕石場であればほとんどが日勤となっていますが、トンネル開通等の工事にあたっている場合は交代制となるため、会社によって日勤もあれば夜勤もあります。

残業については疲労感が蓄積されてしまうと、油断も発生し大きな事故に繋がる恐れもある為、ほとんど定時で終える事が出来ます。

ただ1日中、発破作業をするわけではなく、空いた時間は休憩ではなく、他の作業者と同じような仕事をやらされます。

なので「発破作業ばかりやってればいいや~」と思って入社したら、土木作業員としてコキ使われて辛い思いをする可能性がありますので注意が必要です。

求人の探し方

ハローワーク、転職サイトなどで土木関係や採石場の作業員で募集がかかっています。

資格を必要としない現場においては、他の作業員同様の仕事となりますが、発破技士資格保有者にしか行えない作業もあるので、資格保有者は求人のさいに優遇されてきます。

発破技士の資格取得

資格取得するには工業系の高校、専門学校卒業後に、3か月以上の発破作業に従事する事で受験する事が出来ます。

またこれらの学校の卒業実績がない人でも、火薬類保安協会の講習を受ける事で、受験資格を得ることが出来ます。

受験内容では火薬量や使用する道具、設置場所当の学科、火薬を使用しての実技試験に合格すれば資格を取得することが出来ます。

この資格を保有する事によって土木系での仕事内容の視野が大幅に広がり、将来的に現場監督や総責任者等の管理職候補にもなれるので、土木・採掘場で働くなら取っておくメリットがあります。

 

合格率は65%前後なので、ちゃんと勉強をしていけば合格するのは難しくありません。

総得点が満点中60%以上の得点率、各科目が満点中40%以上の得点率でOKなので、得意科目を伸ばすことで苦手科目をカバーすることもできます。

試験日程は地域によって違いますが、年1~2回実施してますので、事前にチェックしてからテストに臨んでくださいね~