「生命保険の営業マンはきついから辞めたい」
ノルマが厳しくて大変なイメージがある、生命保険の営業職の方から口コミ・体験談を書いていただいたのでご紹介します^^
日本生命・第一生命・明治安田生命・住友・アフラック・かんぽ・大同・アクサなどへ就職を考えてる方、すでに勤めてる方、辞めたいから転職を検討してる方へ。
もくじ
外資系の生命保険会社の体験談
わたしは大手法人向けの外資系生命保険会社の営業マンとして働いてました。
その当時、娘が産まれたばかりということもあって、残業が少ない営業の仕事をしたいと思い、法人専門で保険販売をしている外資系保険会社の営業職を選びました。
生命保険会社と言うときついイメージはありますが、転職前は銀行員として保険商品を販売してたこともあり、「自分なら大丈夫!」と思って飛び込みました。
しかし入社1年目は新人と言うことでコミッションが少なく、年収300万だったのでガッカリです。
銀行員時代からすると年収が100万円以上下がったので、「転職して失敗したかもしれない…」と当時は思った記憶があります。
しかも交通費、お客様への差し入れ(ノベルティーグッズ・カレンダー・年賀状など)は自腹になるため、自分が使えるお金はさらに少なくなります。
外資系生命保険会社というと古典的な日本の営業スタイルとは異なり、画期的なシステムを取り入れているかと思ってましたが、外資系とは名ばかりで、中身は頭の固い上司だらけでした。
もともと銀行マンとしてのキャリアがありましたし、営業経験もあったことから契約は取れていたのですが、わたしのことが気に入らない上司にいじめのターゲットにされました。
人格を否定されるレベルで怒られるので、ふつうの会社のパワハラとは次元が違います。上司が怒鳴るのがデフォルトなので、誰も助けてくれませんし、精神的なストレスも大きいです。
「職場イジメなんかに負けてられない!」と踏ん張ろうかとも思いましたが、優秀な先輩でも年収1000万円を稼ぐために四苦八苦してたようなので、「この会社にいても仕方ない」と思って転職しました。
ちなみにリクルートエージェントを活用して転職活動をしました。ハローワークと違って、忙しくてもネットで利用できたので。
国内系の生命保険会社の体験談
生命保険営業という仕事は、物を売るわけではありません。保険商品という目には見えない保障を販売します。
がんばり次第で女性でも年収1000万円を超える人もいますが、平均では300万円ほどでしょう。
基本的には正社員での採用になりますから、月曜日~金曜日の朝9時から夕方5時までが就業時間となっています。ただし、これを守れる人はほとんどいません。
なぜなら契約者となるお客様は、その時間帯には企業で働いているので、契約の話をするためには夜・休日の出勤はどうしても必要となるのです。
ですから契約をとるために毎日遅くまで残りますし、歩合制なので残業代は支払われません。
契約が取れないと給料の手取りは8万円ほどになり、会社を出ても行く場所がないので公園で鳩に話しかける羽目になります。
なぜなら上司から「契約が取れるまで帰ってくるな」と言われるからです。
とにかく終業時間まで時間を潰して、帰社してから謝ろうと考えている営業マンが昼間の公園にはたくさんいます(わたしもその一人でした)
また、無事に契約が取れたとしても、その契約が2年間無事に継続しなければ、その契約で貰えた給料は返還しなくてはなりません。
それに契約時に持っていくノベルティー、御礼の品は営業マンの自腹となります。
生命保険業界の新入社員は「入社して1年以内の離職率が98%」と言われています。
実際その通りで、新入社員は多くは仕事の辛さ・ノルマの厳しさからすぐ辞めて行きます。毎月のように誰か辞めていって、新しい人が入社してくるため感覚がマヒしてくるんですよね。
ふつうの会社なら1人辞めるだけでもバタバタするでしょうが、生命保険会社では離職者が多いのはふつうなので、なんとも思わなくなりなります。
どんなに営業が苦手な人でも親族がいるので最初は契約が取れますし、会社からすると社員を使い捨てにしても雇うメリットがあるわけです。
たとえ辞めなかったとしても、毎月のノルマと上司の叱責に怯える日々が続きます。
精神的なストレスがハンパないですし、気が休まる瞬間がないので、「仕事を辞めたい…」と常に考えていました。
それでも耐えて何年か続けていれば、一度くらいフィーバーが起きて、こちらから何もしなくてもラッキーで契約が貰えることがあります。
その奇跡的フィーバーがまた起こることを信じて、残りの期間を怒られながら過ごす。そんな生活には耐えれませんでした。
生命保険の営業マンは精神的にキツイので、「このままじゃいけない!」と思い転職を決意しました。
ちなみにリクルートエージェントを利用して転職活動をしてます。
契約がまったく取れないほど、保険の営業マンが向いてないわけではありませんが、トップセールスマンのように契約が取れるわけでもないので、このまま続けても将来がありません。
生命保険会社にかぎらず、営業の仕事自体がイヤだったので、異業種である鉄鋼メーカーに転職をしました。
「前職の経験を生かして営業の仕事はどうですか?」と人事担当者に言われましたが、それだと意味がないので現業として働くことにしました。
年収は400万円なので前職よりも上がりましたし、サービス残業・休日出勤もグッと減りました。
現業なので作業環境は悪いですが、ノルマがないので精神的に楽になりましたし、上司から怒られることもないのでストレスも減りました。
また生命保険会社の営業マンだったころは契約数によって歩合で給料が変動するため、月々決まった金額を支払うローンを組むことが難しかったです。
しかし現在の会社は、固定給で決まった金額をもらえるので、給料のアップダウンがなく安定した生活をできるようになりました。
生命保険の営業に向いてない人は転職すべき
生保レディーで年収1000万円を超える人もいることから、営業の仕事が向いてる方もいるとは思います。
しかし新人の離職率が98%ということは、ほとんどの人は生命保険の営業マンの適性がないと言うことになります。
「契約が取れないし、この仕事に向いてないのかな…」と思ったら早めに辞めた方が正解だと思います。
中には自爆営業(ノルマ達成のために自腹で商品を買う)をしてでも売上をあげる人がいますが、給料をもらうために会社に行ってるはずなのに、自腹を切ったら本末転倒になります。
精神的に追い詰められてうつ病になったらシャレになりませんし、転職をするなら少しでも若い方がいいので、向いてないと思ったら早めに辞めることをオススメします^^
生命保険で営業をしながら転職先を探すのは大変です。
しかしながら退職してから、次の職を探してると収入が途絶えてしまうので生活が苦しくなります。
なので「リクルートエージェント」というサイトに登録して中の人(キャリアアドバイザー)に話を聞いてみてください。
自分で探す手間が省けますし、キャリアアドバイザーは転職事情に詳しく、待遇のいい会社を教えてくれます。
まずは話を聞くだけでも、視野が広がりますよ(実際、わたしがそうだったので)
「でも登録がメンドクサイんだよな…」と思いませんか? その気持ちわかります。
でもいま転職をする気がなくっても転職サイトに登録しておいた方が良いですよ。
なぜなら精神的ストレスで疲れがピークに達すると、転職サイトに登録する気力すらなくなるからです。
気になる求人情報をストックしておくだけでも「仕事を辞めるという選択肢」が出来るため、精神的ゆとりも生まれますし、過労で倒れる前に転職できるようになります。
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年を取ったら仕事を辞めたくても辞めれなくなります。生命保険の営業マンの仕事が大好きで一生続けたいなら話は別ですが、そうじゃないなら早めの行動をオススメしますヽ(´▽`)/