激務な施工管理者

残念ながら施工管理は激務です。

建築プラント・電気・ゼネコンなどなど、業種は違えど施工管理はきついし、責任が重いし、休みがないです(;^ω^)

建築業界の施工管理者の年収でも書いてますが、人によっては残業が月100時間を超えることもあるようです…

施工管理が激務と言われる理由

施工管理がキツイと言われる理由について書いていきますね。

残業が多い上に休みが少ない

落ち込む人形

建築・プラント・電気の施工管理者は残業が月100時間を超えることもザラで、休みもロクに取れないことがあります。

私自身、工場で働いてるのでわかりますが、設備工事のために土日でも出勤してる施工管理者を見かけることがよくあります。

プラント設備の場合、納期が遅れて生産に影響が出ると施工管理者はモチロン、元請業者も怒られるので休日出勤は当たり前です。

それどころか42時間勤務をして、建屋の柱に体重をかけつつ、立ちながら寝てる施工管理者も見たことがありますよ(;^ω^)

 

建設労働者が帰ったあとも、元請会社に説明するため施工管理者・現場監督が残ってるのをよく見かけます。

工期に余裕があればまだしも、基本的にはスケジュール通りいかないことが多いので、遅れてたら残業して帰るのは当たり前です。

仕事内容は現場作業員みたいに力仕事ではありませんが、拘束時間が長く、休日をロクに取れないのは辛いですね…

家族の目が冷たい

妻に怒られる旦那

先ほど書いたように施工管理者・現場監督は激務なので、家に帰って寝るだけの生活になります。

独身の場合、「毎日、毎日同じことの繰り返し…オレはなにをやってるんだろう?」という気持ちになります。

結婚してる場合、子供が起きてるタイミングで帰ることがほとんどないため、息子に「あの人誰?」と言われることもあるようです(;^ω^)

自分は家族のために一生懸命働いてるつもりでも、妻・子供からすると「家庭を犠牲にして仕事ばかりしてる」ように見えます。

なので家族との間に大きな溝が生まれてしまい、お金を運ぶだけのATM夫になってる。最悪、仕事が忙しいせいで離婚することもあるようです…

責任が重い

責任が重い

施工管理者は作業工程・品質や安全管理が仕事なので、工期が遅れたり、事故・災害があると責任を取らされます。

建設現場で作業員が安全帯(高所から落ちないための命綱)をかけ忘れて墜落した場合でも、責任は施工管理者にふりかかります。

建設現場・プラントで働く作業員は、元ヤンキーが多いので横着してルールを守ってくれないことがあります。

また電気工事士でも、横着して検電(電気がきてないか調べること)をやらずに、感電してしまうことがあります。

どう考えても本人が悪い場合でも、作業員がケガをしたら施工管理者が責任を取らされられます。

業務上過失致死に問われることも

落ち込む男性

手を切ったていどの不休災害ならまだしも、作業員が入院・死亡するような重大災害の場合は、めちゃくちゃ大変なことになります。

重大災害が起きたら作業ストップになるので納期に間に合わないのはモチロン、警察・労働基準監督署・発注した会社に何十ページもの報告書を書かされます。

報告書だけでは労働基準監督署のGOサインが出ないので、再発防止策を取らないといけませんし、責任も取らないといけません。

通夜で遺族に「顔も見たくない!」と塩をまかれることもあり、精神的にきつくてうつ病になる人もいます。

それどころか施工管理者・現場監督が業務上過失致死に問われて警察のお世話になることも…

これで給料が高いならまだしも、大手ゼネコンでもない限りは年収400~500万円ですから…割に合わないですよね(;^ω^)

施工管理者から転職

施工管理者は激務で残業が多い・休日出勤が多い・責任が重いにも関わらず、なぜか給料が安いので、転職する人が多いです。

転職した人いわく「残業も減ったし、責任もなくなりストレスも減った。それにもかかわらず給料は上がった」と良いことばかりのようです。

 

施工管理者はクライアントとの打ち合わせ・現場の職人をまとめるコミュニケーション能力、リーダーシップが必要。

また納期を守る計画性・災害を出さないための安全管理・欠陥工事にならないようにするための品質管理能力が必要になります。

逆をいうと施工管理者として仕事ができる人は、他業種でも通用する人材ということになります。

他業種では施工管理者のようにマルチプレイヤーとして活躍する必要がない。アレコレする必要がないので仕事が楽になります。

だからこそ「転職して正解だった」という声が多い業種なんでしょう。あなたも激務で辛いと思ってるなら仕事を辞めるのもアリですよ?! 次はあなたの番です!