「職務経歴書ってなに?」
初めての転職活動だと初耳なのが職務経歴書(しょくむけいれきしょ)です。
学生時代に就職活動をしたとき、アルバイトの面接を受けるときに履歴書は必要だったので分かるでしょうが、職務経歴書は書いたことがないと思います。
こんにちは、かいばです!
就活とちがって転職活動をする場合は、履歴書+職務経歴書が必要になります。
職務経歴書とは履歴書の職歴には書けない実務内容(所属してる会社の組織、担当してる業務内容、身に付けたスキルなど)を書きます。
ようするに履歴書では書き切れない、実務経験・スキルを書くための書類になります。
そこで今回は転職活動に必要な書類である職務経歴書の必要性、履歴書と挨拶状について解説します
もくじ
職務経歴書は書類選考のキモ!
多くの企業では面接の前に書類審査をおこなっています。
なので人事担当者が履歴書、職務経歴書を読んだときに「こいつはイマイチだな…」と思われたら不合格になります。
もしあなたの人柄が優れていて、素晴らしいスキル・経験があったとしても、職務経歴書でアピール出来なかったら面接にすら呼ばれないわけです。
そのためにも以下に書いたポイントを押さえて職務経歴書を書いていきましょう。
- 具体的なデータで書く
- 実績以外に身に付けた経験を書く
- ウソは書かない
- 長文で書きすぎない
- テンプレートを丸パクリしない
そうは言っても職務経歴書を見たことがないとイメージできないと思いますので、さきに例文を載せておきますヽ(´▽`)/
職務経歴書の例文
職務経歴書
●●株式会社
在籍期間 20××年××月〜20××年××月
業務内容 ソフトウェアの販売
勤務先資本金 ●●万円
勤務先売上高 ●●万円
勤務先従業員数 ●●名 非上場
職種 ソフトウェアの営業販売
■業務内容
【営業部】20××年××月〜20××年××月
【営業スタイル】新規顧客への飛び込み営業
【担当エリア】大阪、奈良、京都
【営業実績】
20××年度 売上高○万円 達成率115%
20××年度 売上高○万円 達成率123%
【主な導入実績】
・某大手メーカー系列会社へソフトウェア更新の提案を行い、系列企業3社へ導入を達成
・某大手企業に対してソフトウェア導入の提案、新規プロジェクトとして2億円規模の受注達成
【アピールポイント】
営業をするにあたりアプローチする企業を事前にリサーチ・ピックアップ(事業拡大中の企業、話題になっている成長企業など)したほか、過去に取引があったお客様から紹介してもらえるようにアプローチした。
※20××年度より営業グループ主任
■スキル・経験
・お客様から質問・相談をいただいたら、すぐに調査して即日に回答することを心がけていました。
・部下への営業指導、ノルマ達成のためのアドバイスなど、後輩の育成にも力を入れていました。
・関連部署を回って商品理解を深めると共に、お客様からのニーズや要望を拾い上げ、開発部にプラン提案も行いました。
■自己PR
営業ノルマを確実に達成してたことからも分かるように目標達成欲が高く、これまで課せられたノルマを確実に達成してきました。目標達成のためにお客様との信頼関係を構築、商品理解を徹底的に行いました。また部下への営業指導、育成などマネージメントにも力を入れていました。
職務経歴書のポイント
書類選考をする人事担当者は、あなたが勤めてる会社に関する知識がまったくないので、事業内容・資本金・売上高・従業員数などを書きます。
次にいまの会社での業務内容、成績を具体的なデータで書きます。
わたしの場合、営業職ではなく製造業で働いてるので数値でのデータは出しにくいです。このように数値化しにくい場合はいまの会社で取り組んでることをわかりやすく書きましょう。
また実績だけを書く人がいますが、業務内容で工夫したことを書いた方が書類選考に合格しやすくなります。できるかぎり自分をアピールしていきましょう。
あと昇進してリーダー、主任、係長などになってるなら役職も書きます。管理職の場合は部下のマネージメントもしたはずですので、後輩の育成についてもアピールしましょう。
最後に転職先の会社で生かせるであろうスキル・経験、自分の強みや仕事に取り組む姿勢や熱意をアピールしていきます。
「転職先の会社で生かせる」というのがポイントで、例えば私のように工場労働者として働いてる人が、ホワイトカラーの職種を募集してる企業に、体力があることをアピールしても意味がありませんよね?
自分のキャリア、スキルが転職先の会社で生かせるモノだと思ってもらえないと、人事担当者に「うちの会社では使い道がない知識やスキルだな」と落とされてしまいますから(汗)
ウソを書いたらダメ
内定を勝ち取るために自分を少しでも大きく見せようとする人がいますが、経歴詐称、職務経歴書にウソを書くのはNGです。
先ほど例で言いますと営業実績は調べようがないので少しくらい盛ってもバレませんが、導入実績やスキル・経験などにウソを書くと面接でつっこまれた時にあわてます。
例えば大手企業に対してプロジェクトを受注したと書いた場合、面接で具体的にどのような流れで、どんなやり取りをしたのか質問されると、答えれずしどろもどろになってしまいます。
また平社員なのに管理職でマネージメント経験があると書くと、どのような指導、マネージメントをしてたのか質問されたときに対応できません。
内定が決まっていまの会社を辞めたあとに、経歴詐称で転職先の企業をクビになったらフリーターになってしまうので、ウソは書かないようにしましょう。
長文で書きすぎない
職務経歴書は自分をアピールする書類になるので、ついつい張り切って書きすぎてしまいがちです。
しかし文章が多すぎると人事担当者が読むのに疲れてしまうので、A4サイズで1~2枚にまとめるのが常識となっています。
我々は自分の履歴書・職務経歴書を書くだけで良いですが、選考する担当者は大勢の書類を読むことになりますので、相手への配慮や気づかいも大切になります。
ダラダラと長文を書くのではなく、自分がアピールしたいことを箇条書きでコンパクトに書くようにしましょう。
また読みやすさを考えて文字サイズ、改行、余白の取り方も考えるようにしましょう。 小説のようにギチギチに文章が詰まってると読みにくいですよね?
「読みにくいなぁ」と担当者に思われないように、改行・余白をとり、【】、■などの記号を使うなど工夫して職務経歴書は書いてくださいね♪
テンプレートを丸パクリしない
リクナビネクスト、マイナビなど転職サイトに職務経歴書の例文・フォーマットがあります。
ただテンプレートを見ながら書いてると、ライバルと同じような内容になってしまいますので、自分の知識やスキルをアピールできないことがあります。
なので例文やテンプレートは参考にするていどにして、生かせる経験やスキル・自己アピールなどは自分の言葉で書くようにしましょう。
職務経歴書は手書きの履歴書と違ってパソコンで作る人が多く、一度作ればほとんどの内容を使い回すことができます。
なので最初は作るのがめんどくさいと思いますが、手抜きをしてると人事担当者は見抜きますので、より良い環境の会社に転職するために歯を食いしばって作るようにしましょう。
まとめ
転職活動に必要な職務経歴書の例文・書き方を解説したので、最後にもう一度おさらいをしましょう。
- 具体的な数値で書く
- 身に付けた経験・スキルを書く
- 経歴詐称はしない
- 長文でダラダラ書かない
- 例文の丸写はダメ
職務経歴書の実績はボンヤリとした抽象的な言葉で書いても伝わらないので、具体的なデータで書くようにしましょう。
もしデータ、数値化できない場合は、箇条書きで取り組んだ業務内容を書けばOKです。
内定が欲しいがあまりウソを書く人がいますが、経歴詐称がバレると首になってしまいます。
また人事担当者は履歴書、職務経歴書を見ながら面接をおこないますので、やったことがない業務内容を書いてると、質問されたときに上手く答えれず不採用になりますので注意しましょう(汗)
職務経歴書は自分をアピールする書類なので、力を入れて書きたくなりますが、A4サイズで1~2枚におさめるのが常識です。
ダラダラ長文で書くと読みにくいですし、要約してまとめる力がないと思われるので、書類審査で落とされやすくなります。
なのでアピールしたいポイントを箇条書きで、コンパクトにまとめるようにしましょう。 また改行・余白を上手くつかい、記号をつかって読みやすさを出すことも重要です。
転職サイトにテンプレートが用意されていますが、例文を見ながら丸パクリすると自分の強みをアピールできず終わってしまいます。
また手抜きをしようという気持ちは、履歴書・職務経歴書ににじみ出ますので、めんどくさい気持ちをグッと抑えて丁寧に書きましょう。
チェック⇒転職活動の志望動機の書き方と注意点
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無料登録できるおすすめ転職エージェントについて、失敗しない転職エージェントの選び方で書いてるので、ぜひ読んでください。