「看護助手は給料が安い」
「病院で看護士に見下される」
看護助手の平均年収は301万で、休日がシフト制であることを考えると安いと言うのが本音です。
看護士・准看護士と違って、看護助手は資格がなくても働くことができますが、資格がないぶん医療行為ができないため、介助・雑務を任されることが多く、給料が安い職業です。
病院内では医者を筆頭に薬剤師、看護士などはヒエラルキーが上で、医療事務員や看護助手は下になります。
そのため自分よりも年下の看護士にも気を使いますし、軽く扱われたり、見下されて悔しい思いをすることが多いようです。
そこで今回は看護助手として働く、40代女性のKさんの体験談をご紹介します。
もくじ
40代女性のKさんの体験談
【 地域 】福岡県
【業種・職業】看護助手
【仕事内容 】介助、雑務
【 年収 】300万円
【ボーナス 】50万円
【残業時間 】なし
【 休日 】シフト制
わたしは40代半ばで、福岡の病院で看護助手として働いており、介護を要する高齢者が多く肉体的に辛いです。
休日はシフト制で月8~9日休みがあり、土日に休めることもあれば、平日休みになることもあります。
年末年始、お盆は病院の診察はありませんが、入院患者がいるのでシフト制で誰かしら出勤する必要があります。なので正月でも出勤することがあります。
シフト制なので自分が休みたい時は、1ヶ月前に希望を入れる事ができます。
また事前に相談すれば3連休をもらうこともできるので、子供が学校に行ってる日は1人でのんびり過ごすことができます。
残業はありません。給料が安く・仕事もキツイ看護助手ですが、唯一、そこだけが良いところだと思っています。
手取りは20万円以下
基本給は約13万円で、交通費、夜勤手当など含めて約21万円になり、手取りは17~18万円くらいです。
ボーナスを合わせて年収は300万円。医療事務に比べると少し多いですが、給料が高い看護士と比べると半分以下になります。
定年は60歳ですが延長すれば引き続き働くことができます。しかし定年を迎えた途端、給料はガクッと減り、ボーナスは5万まで下がります。
介護業界はホントに忙しいし、身も心もすり減らしているのに給料が安いですよね。高齢化社会なのですから、もう少し考えてもいいと思います。
辞める人が多い
実際、退職されて行く方は仕事内容の割の給料が安い、ちゃんと評価をしてくれてないから辞めるという人が多いです。
看護助手は一日中動きっぱなしなのに、事務職と給料がほとんど変わらないとかおかしいですよね。
人手不足でもあるのですから、全体的に給料の見直しをすれば、就職難のこのご時世、人は集まってくると思います。
ぶっちゃけ辞めたい
- ガマンして働く
- 資格を取ってキャリアアップする
- 異業種へ転職
看護助手の人のキャリア形成ですが、ガマンして仕事を続ける以外だと、看護士を目指すor異業種への転職の2択になります。
看護助手をしながら看護師の資格取得を目指し、キャリアアップをしたいと考えてる人は多いです。
年齢が若いなら脳みそが柔らかいので、勉強したことが頭に入りやすいでしょうし、独身なら子育てもないので試験対策に時間を割くこともできます。
逆に30~40代になると勉強しても頭に入りにくいですし、家事・子育てが忙しく時間が取れない人も多いです。
看護士の資格を取って見返してやるのも良いですが、医療現場にこだわらず他業種への転職を考えてみてはどうでしょうか?
年収300万円だったら会社によっては事務員でももらえる金額ですし、シフト制で肉体的にも辛い看護助手じゃなくっても、土日祝が休みという仕事は探せば見つかりますよ。
看護師助手から看護師にキャリアアップしても大変みたいです…詳しくは↓で書いてます。。。
看護師を辞めたい新人は多い【1~2年目は辛い】
私は看護師として一般病院で働いています。年収はだいたい500万円ぐらいです。
勤務時間は日勤と夜勤があり、日勤では8時間勤務(休憩は1時間)、夜勤は16時間勤務(休憩は2時間)となっています。
残業時間は月20~30時間ぐらいですね。緊急の手術になったり、入院がある場合は残業が増えることもあるし、その時の患者さんの状態により変わってきます。
昔に比べると仕事が楽になりました。
なぜならパート勤務の看護師が増えた上に、看護助手が増えたからです。
人員が多いと精神的にも安心感があります。緊急のトラブルがあった時に、自分の仕事を他人に依頼することができるから気持ちに余裕ができました。
デメリットとしては人間関係が悪いということがあります。
働いている時に上司・先輩看護師にネチネチ言われたり、陰湿なイジメを受けることもありました。
でも上司に逆らうとシフトがひどくなります。そのため上司が間違っていても、あとで仕返しをされるので反論できないのです。
嫌なことが多いので、仕事として割り切らないとやってられないですし、精神状態がおかしくなってしまいます。
仕事と割り切ることができず、上司や先輩看護婦に正論ばかりをいう、新人看護師は最終的には疲れてしまい辞めていきます。
看護婦としてやっていくなら先輩よりも多く動く、上司には逆らわないということが退職・転職せず長く居続けるコツだと思います。
病院として「それってどうなの?」と思いますし、パワハラや職場イジメは決してあってはならないことです。
しかし現実的にそのような現場が多いのではないでしょうか?
部下が必死で働いてるのに上司や先輩はのんびりしている、そんな病棟は多いのではないでしょうか?
しかも上司・先輩看護師は楽なので退職せず居座り続けます。辞めるのはいつも新人看護師です。ふざけんなって思いますね。
ナースを辞めたい理由 人間関係の悪さ
看護師は女性の中では年収が高い職業です。なので給与面への不満より、夜勤がキツイ・人間関係が悪いことで辞めたいと思うケースが多いです。
体験談を書いてくれた女性のように、上司や先輩看護師からパワハラを受けたり、無視されたり、ありえないくらい仕事を押し付けられて精神的に病んでしまうことがあります。
休みの日はそうでもないのに、出勤時間が近づくにつれて頭痛・腹痛・吐き気がでたり、気分が落ち込む場合は危険です(;^ω^)
うつ病気味になると集中力が低下して仕事のミスが増えたり、能率が下がってしまうため、よけいに上司・先輩看護師から怒られたり、パワハラを受けるという悪循環につながります。
怒られる&パワハラを受ける→精神的に病んでくる→余計に仕事で怒られる→さらにストレスが溜まりうつ病気味になる→仕事のミスが増えてさらに怒られる。
このような悪循環にハマって、本当のうつ病になると社会復帰までに半年以上かかります。
看護師の仕事がイヤになったのなら病院を辞めて、まったく違う職種につくのもアリです。しかし人間関係が問題な場合、別の病気に転職することでストレスが減ることもあります^^
介護福祉士・事務員・保育士も女性が多い職業ですが、年収200~300万円であることが多く、看護師に比べると給与面で損をします。
なので看護師の仕事がイヤになったわけじゃないのなら、別の病院に転職をすることをオススメします!