「初めての転職活動だから進め方が分からない…」
「どういう流れで、何をすればいいの?」
こんにちは、かいばです。
私が転職を考えたとき最初に思ったのは、「なにをしたらいいんだろう?」と言うことでした。
当時の私と同じように、転職をしたいと思ってるあなたのために具体的な進め方について解説をします。
ちなみに大まかな流れは以下の7ステップになります。それではさっそく見ていきましょう!
- 1 自己分析
- 2 求人情報を集める
- 3 応募書類の作成と提出
- 4 書類選考
- 5 筆記試験
- 6 転職の面接
- 7 内定後の引き継ぎ
もくじ
自己分析で転職の目的をハッキリさせる
いざ転職をはじめようと思ったとき、いきなりハローワークにいったり、ネットで求人情報を検索する人が多いのですが、「なぜリスクをおかしてまで今の会社を辞めたいのか?」、「ゆずれない条件はなにか?」をハッキリさせる必要があります。
転職する目的をボンヤリさせたまま職探しをしてると、「なんのために転職しようとしてるんだろうか?」と活動中にギモンが出てきます。
また内定が決まったあとに「本当にいまの会社を辞めて大丈夫だろうか?」と迷ってしまうことがあります。
私自身、そうだったのですが、「転職したあとで後悔したくない、失敗したくない!」という気持ちが強かったです。あなたもそうじゃありませんか?
そこで失敗しないためにも最低でも下に書いた3つの自己分析をキッチリ行ってから、求人情報を集めるようにしましょう。
- いまの会社に不満を感じるところ
- 転職先の会社に求める給料・福利厚生
- これだけはゆずれない条件
ココを飛ばして求人情報を探すと、あとあと後悔することになるので、はやる気持ちを押さえてワークをやってください。
いまの会社に満足をしてれば辞める必要はないわけで、転職を考えるということはいまの職場に不満に感じてる何かがあることになります。
わたしの場合、どんな不満があるのか、いくつか例を下に書いてみました。左が現在の会社への不満点、右が転職先に求める条件です。
現在の会社の不満 | 転職先に求めるもの |
給料が安い | 給料アップ |
サービス残業が多い | サービス残業が少ない |
休日がバラバラ | 土日休み |
夜勤がキツイ | 日勤だけの仕事 |
人間関係が悪い | 円滑な人間関係 |
わたしの場合、仕事をがんばっても給料が頭打ち状態になっており、昇進しても年収は変わらず責任だけ増えるのでやる気がでない。またサービス残業が多く、自分の時間がありません。
それとシフト制で休みがバラバラな上に夜勤があるので、家族と休みが合わないし肉体的な負担が大きいのも不満点ですし、職場の人間関係が悪いと言うのもあります。
この場合、同じような会社に転職したら「辞めなければ良かった」と後悔することになります。
がんばって昇進したら給料が上がる、サービス残業が少ない、夜勤がない、職場の人間関係が良い企業に入社する必要があることが分かります。
仮に転勤が多くて今の職場を辞めようと思うのに、新しく就職した会社が全国各地へ転勤アリだったら、例え給料が上がっても「こんなはずじゃあ…」と後悔しますよね?
そんな風にならないためにも「いまの会社に不満を感じるところ」、「転職先の会社に求める給料・福利厚生」、「これだけはゆずれない条件」を書き出しおきましょう。
「どうやって書けばいいのか分からない…」というかたは、転職サイトの自己分析シート、キャリアアップ診断を利用するのも手ですよヽ(´▽`)/
転職の求人情報を集める
なぜ転職したいのか自己分析をとおしてハッキリさせた後、求人情報を調べて自分にあった会社を探します。
- ハローワーク
- 転職サイト
- 求人情報誌
- 転職イベント
職探しでパッと思いつくのはハローワークだと思います。
全国各地にあり、カウンターで相談しながら求人を探すことができますし、求人情報検索サービスをつかえば年齢・勤務地・給料など条件指定をして求人を見れます。
デメリットとしてはブラック企業がチラホラ…ってところです。
ハロワは転職サイト、求人情報誌とちがって募集するために広告費がかかりません。なので「求人募集して良い人がきたら採用しよう」くらいの感覚で募集を出してる会社もありますので…
なのでハローワークの登録だけではなく転職サイト(リクナビネクスト、マイナビなど)、求人情報雑誌(タウンワーク、DOMOなど)を利用するのが常識です。
なぜなら転職サイトにはハローワークには載ってない求人情報が多くあるからです。
転職サイトにも色々とありますので、転職エージェントの選び方を読んで、失敗のないようにしてくださいね^^
また転職サイト、求人情報誌は掲載するのにお金がかかるので、採用意欲が高い企業が多いのも特長です。
あと自分の住んでる場所から近いところで転職イベントが開催されてる場合、参加してみると良いでしょう。
イベントの規模にもよりますが1日で数十社以上を見れるので、効率よく情報を集めることができますよヽ(´▽`)/
求人の探し方についてさらに詳しく解説した記事はこちら↓
応募書類の作成と提出
良い条件の会社が見つかったら履歴書、職務経歴書を書いて応募をしましょう。
履歴書は就職したときに何度も書いたことがあると思いますが、職務経歴書というのは転職が初めての方は初耳だとですよね?
職務経歴書とはあなたが所属してた組織、担当した業務内容、成果や功績、身につけたスキルを書きます。
「わたしは今までにこんな会社で働き、こんな仕事をやってきたので、あなたの会社でもバリバリ働けます」とアピールする書類になりますので。
例えばわたしの場合、製造業の工場作業員として働いていたので、新しい会社がホワイトカラーの職種の場合はアピールしずらいのですが、ブルーカラーの場合は今までの職務経験が生かせると書くことができます。
ようするに履歴書だけだと分からない部分を、人事が面接する前に書類で分かるようにしたモノが職務経歴書になります。
書類選考に通過する書き方のコツ
応募したら、あとは書類選考の結果を待つばかりです。
ちなみに合格する履歴書・職務経歴書を書くために、守っておきたいポイントは以下の通りです。
- 誤字脱字をなくす
- 用紙の汚さない
- 空欄をなくす
- 専門用語で書かない
- 社外秘の情報を書かない
常識的なことですが誤字脱字が多かったり、用紙が汚れて、ぐちゃぐちゃだと常識がない人と思われるので印象が悪くなります。
また履歴書の空欄が多いとやる気がないと思われますのでしっかりと埋めるようにしましょう。
ついついやりがちなのが前の会社で覚えた業界用語を書いてしまうことです。
転職先が同業種なら良いのですが、他業種の場合、人事担当者が読んでも「?」となりますので、一般の人でも分かる単語で書きましょう。
あと自分をアピールするために社外秘の情報(顧客名、商品名、プロジェクト名)などを出すと、「この人を採用したら機密情報が他社にもれる可能性があるな…」と思われるので、社外秘の情報を書きすぎないようにしましょう。
筆記試験対策をすべし
会社によっては転職の場合、筆記試験をせずにいきなり面接をするところもあります。
しかし最近は多くの会社が「性格適性検査+能力適性検査」を実施するので、事前に対策をしておくのが基本になります。
書店にいくと中途採用者向けにSPI、CAB・GABと大きく書かれた本があるので、購入して勉強することをおススメします。
また就活生のときに経験をしたと思いますが、基本的な一般常識、時事ネタなどを押さえておかないと、面接の時に聞かれて困ることがありますので、就活生に戻った気持ちで取り組むようにしましょう。
転職の場合、いまの会社に勤めながらの勉強になるため、あまり筆記試験対策をしない人がいます。
それだけにキッチリと勉強して採用試験にいけばライバルに差をつけることが出来ますので、めんどくさいと思わずやるようにしてくださいね。
それと筆記試験、面接対策うんぬん以前に、いまの仕事が忙しい&有給休暇が取れないから、平日にある採用試験を受けれないと言う方もいます。
筆記試験・面接はむこうの担当者が出勤日である平日にやることが多いので、残業が多いから仕事後は難しい、しかも有給が取れない場合は採用試験を受けることすらできません。
転職の面接で聞かれること
採用試験では筆記+面接があるところがほとんどです。
就活生のころに体験してると思いますが、転職者の場合、質問される内容が違うので注意が必要です。
就職面接での鉄板ネタである、「学生時代にがんばったこと」、「自己PR」、「今までの成功・失敗談」などは中途採用者の面接では聞かれることが少なく、前職での仕事内容、キャリア、スキルを中心に質問されます。
なぜなら企業が中途採用者に求めるものは「即戦力になるかどうか?」だからです。
なので人柄よりも自社で生かせるスキル、経験が大切になります。
あと就活生のときは自信のなさから何度も面接練習をしたと思いますが、20代後半、30代にもなると人生経験が豊富になり、人前で話すことも増えるので「面接練習なんてめんどくさい。アドリブでも大丈夫だろう」と思う人がいます。
その気持ちは分かるのですが、面接という緊張する場で、自分が予想してなかった質問をされ、それに対してスラスラ答えれる人は少ないです。
なので事前に面接対策をするようにしましょう。
- 自分自身に対すること
- 応募企業・業界・職種に関すること
- 転職、労働条件について
- 時事ネタ、社会問題について
ザックリと分類すると上の4つありますが、これらについて深くつっこまれますので、必ず面接練習をして採用試験にのぞむようにしましょう。
内定後の引き継ぎ
内定が決まったら、「直属の上司」に退職することを2ヶ月前に伝えましょう。
社内規定では最低でも1ヶ月前と書かれてるケースがありますが、早めに伝えた方がバタバタしないので、内定が決まったら早めに上司に連絡します。
ちなみに直属の上司を飛ばして、もっと偉い人に先に言ってしまうと、直属の上司のメンツをつぶすことになります。
すると引き継ぎがしずらくなったり、嫌がらせを受けることがありますので注意しましょう。
退職日が決まったら業務のしっかり引き継ぎをします。
「転職先が決まったから、いまの会社はどうでもいい」と思う気持ちは分かりますが、引き継ぎをせずに有給休暇をつかって全部休んだりすると、後々トラブルになることもありますので、立つ鳥跡を濁さず精神で引き継ぎをしましょう。
まとめ
初めての転職活動の進め方を7つの流れで解説したので、ここまでの内容をおさらいします。
- 自己分析
- 求人情報を集める
- 書類の作成
- 応募
- 書類選考
- 筆記試験+面接
- 内定後の引き継ぎ
まず最初に「なぜ会社を辞めて転職したいのか?」、「どんな不満があるのか?」、「転職先にもとめる条件」について書き出しましょう。
あとから「これだったら前に会社の方が良かったな…」と後悔しても後の祭りですので、求人情報を集めるまえにしっかり自己分析をします。
次にハローワーク、転職サイト、情報誌などで求人情報を集めます。
「おっ!」と思った会社はメモしておいて、転職したいと思ったら履歴書+職務経歴書を書いて応募しましょう。
書類選考に合格したら採用試験の通知が届きますので、テスト前日までに筆記試験・面接の対策をしっかりとして当日のぞみましょう。
ぶっつけ本場で内定を勝ち取れるほど甘くないので、めんどくさい気持ちを押さえて取り組んでくださいね。
見事、内定が決まったら、早めに直属の上司に退職することを伝えて、残された人が困らないように引き継ぎをしっかりと行いましょう。
「辞める会社の評価なんて関係ない」とめちゃくちゃすると、後々トラブルになるのでちゃんと引き継ぎしてくださいね。
初めての転職活動は分からないことも多いですし、不安も大きいと思いますが、この記事で解説した流れで進めることになりますので、一つ一つのステップをこなして内定を勝ち取りましょう!