古河電気工業、住友電工、フジクラは非鉄金属メーカーで、電線御三家とも呼ばれています。
電線という名称はついてますが、主力商品は電線ではなく、自動車の電装品をつなぐワイヤーハーネスという商品が強いです。
最近ではインターネット、スマホのおかげで光ファイバー網、無線通信、携帯電話基地局の需要がアップしたため売り上げも伸びています。
三社の違いですが、売り上げ・年収・安定性を考えると「住友電工>古河電気工業=フジクラ」となります。
住友電工が売り上げ、年収ともに他の2社より多く、「住友」と名前がついてることからもわかる通り住友グループの会社になります。そこに古河電工とフジクラが続くイメージですヽ(´▽`)/
もくじ
電線御三家の年収は?
電線御三家の3社の平均年収をご紹介します。決算書を参考に、平均年齢40歳として試算しています。
会社名 | 平均年収 |
住友電気工業 | 約750万円 |
古河電気工業 | 約650万円 |
フジクラ | 約680万円 |
※国税庁の賃金カーブをもとに試算(2017年3月時点)
職種・役職によっても違いますし、出世スピードによって給料にバラツキがあります。なのであくまでも参考値としてみてくださいね~
ちなみにサラリーマンの平均年収は約530万円なので、三社とも平均よりは上になります。
聞いたことがない社名かもしれませんが、住友電工は非鉄金属業界では売上高NO1、三菱マテリアルがNO2、古河電工はNO3、住友金属鉱山がNO4、フジクラがNO5となってますので、業界内では有名です。
なので電線御三家に入社することが出来れば、勝ち組コース間違いなしです。中小企業から比べたら給料も待遇もいいですから^^
入社できるなら住友電工がオススメ
住友電工は住友グループの中でも強い会社で、住友商事・日本電気とともに住友新御三家と呼ばれます。
住友は三菱・三井とならぶ三大財閥で、その中核企業だけあって年収も高く、社会人地位や安定感も高くなります。
なのでもし入れるなら古河電工、フジクラよりも住友電工に入った方がいいですね。日本最大手の非鉄金属メーカーで、世界シェアトップの商品が多いだけのことはありますよヽ(´▽`)/
じつは古河電工は古河財閥の流れを組む会社で、富士電機、富士通などもグループ中核企業となります。
なので住友電工ほどではありませんが、年収もサラリーマンの平均よりは高く、安定性も高い会社といえます。
将来性は?
住友電工、古河電工、フジクラの電線御三家が好調な理由は、光ファイバーの需要が拡大してるからです。
なのでネット回線に光ファイバーを使うようになってから、電線御三家は収益がガンガン上がっています。
私が小さいころはインターネットは普及してなかったですし、スマホもありませんでしたからね…あの頃から比べると需要が爆発的に伸びてるのもわかります。
ただ今後も需要が伸び続けるかというと「?」ですね。
発展途上国がネット普及するとき必要になるので、海外での需要は伸びるでしょうが、長い目でみるとビミョーかなぁ…
新卒で就職する場合、定年まで約40年ありますし、中途採用でも30年近くありますので、いまの業績だけ見てると痛い目をみそうです。
ただ大手企業なので、光ファイバーバブルが終わっても、新しい一手を考えると思います。経営陣も有名大学卒の人ばかりでしょうから大丈夫でしょう。
電線御三家は国内ではトップクラスの企業ですし、サラリーマンの平均年収よりは給料が高いので、ダメ元でもいいので受けてみることをオススメします^^
見落としてる会社を探してみよう
電線御三家に興味があるということは、電気関係の仕事に興味があるのではないでしょうか?
電気系の仕事を調べると、もっと自分にあった企業が出てくるのですが、そういった会社を自分だけの力で探すのは困難です(汗)
なので、転職エージェントを使って優良企業を探してもらいましょう!
「リクルートエージェント」というサイトに登録して中の人(キャリアアドバイザー)に話を聞いてみてください。
自分で探す手間が省けますし、キャリアアドバイザーは転職事情に詳しく、待遇のいい会社を教えてくれます。
まずは話を聞くだけでも、視野が広がりますよ(実際、わたしがそうだったので)