ショコラティエの年収は200~300万円くらいですが、パティシエの仕事内容も一緒に兼ねる人が多いので、お店によってはもっと高くなります。
パティシエはケーキなどのお菓子を作る人です。見ているだけでも美しく、そして食べると甘さが口いっぱいに広がり、食べる人に至福の時間を与えるスイーツを作ります。
そんなパティシエの中に、チョコレート菓子を専門に作るショコラティエがおります。そんなショコラティエの仕事内容についてご紹介します。
もくじ
ショコラティエの仕事内容
基本となる仕事内容はチョコレートのテンパリング作業です。
テンパリングとはチョコレートを溶かしながらゆっくりとツヤを出す作業のことで、少しの変化でもツヤや口当たりが変わるため、最も大切な仕事となってきます。
このテンパリングによって、チョコレートのツヤや輝きを最大限に引き出し、生菓子や焼き菓子を作り上げていくのです。
勤務時間
ショコラティエの仕事内容はパティシエと同じで、仕込みや焼き作業があるので、朝早くから夜遅くまでとなってきます。
基本的に早番や日勤といったシフト制となっていますが、新人、将来的に独立を目指している方とっては、営業時間終了後が自身の鍛錬の時間となるので、夜中過ぎになる事もあります。
1日12時間以上働くのもザラですが、ケーキ屋・スイーツ店の売上から考えると、残業代をキチンと払えるところは少なく、サービス残業になることが多いです。
そして1日中立ち仕事となり、かなりの肉体労働となるため、決して楽な仕事内容ではありません。
よく小さい女の子が将来の夢にケーキ屋さんと書きますが、美味しいスイーツを作る裏側では、かなり苦労してる職人がいますので、よほど好きじゃないなら止めておいた方がいいです。
求人の探し方
チョコレート専門店であれば「製造員や洋菓子職人」と記載されていますが、洋菓子店の中でショコラティエ職人の求人を行っていれば、「ショコラティエ」と記載されている事もあります。
近年、人気の職業にもなってきていますし、先ほど書いた通り仕事が大変で辞める人も多いことから、求人率は非常に高いです。なので就職転職には困らないです。
ショコラティエに必要な資格
基本的にパティシエ、ショコラティエで働く上で資格は必要ありませんが、菓子専門学校卒業者、その仕事に2年以上従事する事で、製菓衛生士という資格に受験する事が可能となります。
この資格は単に美味しいお菓子を作るだけでなく、衛生面や食材の栄養成分等をしっかりと身に着けているかの資格となり、パティシエやショコラティエ、パン職人や和菓子職人の求人においても評価されてくる資格となっています。
ただ先ほど書いたとおり専門学校卒業者で、なおかつ実務経験が2年以上いるので、これから新卒で就職する人は取得することが出来ない資格になります。
なのでケーキ、スイーツ店などでパティシエ、ショコラティエとして働き、さらなるステップアップをしたい場合、製菓衛生士という資格をGETすればOKです。
パティシエの年収と給料【仕事内容や資格】
パティシエの年収は200~300万円となります。
パティシエというのは、お菓子・スイーツ店で働く人のことで、一口にスィーツと言ってもいろいろな種類があり、その作り方は複雑で繊細です。
パティシエは仕込みのために早朝から勤務することが多く、立ちっぱなしで作業する場合が多く、練ったりこねたり、装飾するというパティシエの仕事内容は、体力的にもきついです。
勤務時間や残業
大きなスイーツ店であれば、そこで働くパティシエも数人いるので、シフト制で働くこともあります。
しかし小さいお店の場合は、従業員の数が少ないので朝から晩まで働き詰めなのでキツイですね(汗)
勤務時間は昼勤務で夜勤はありませんが、忙しい時期になると夜勤をせざるをえない時があります。
ケーキがたくさん出回る時期、クリスマスやバレンタイン、ホワイトデーの時は忙しい時期であるため、日が変わるまで働かされることもあります。
サービス代をキッチリ出せるお店は少ないので、サー残になるのがネックです。給料は安い、仕事はキツイ、勤務時間が長いので辞める人も多いです。
求人は?
パティシエは大きく分けて専門学校に通ってなる人、店で修業をしてなる人がいます。
専門学校ならたくさん求人が来ますし、そうじゃなくってもハローワーク、転職サイトで求人を探すという方法があります。
またその店舗のホームページで求人を見つけることもできます。有名店のパティシエほど高度な技術を求められることから、その求人を見つけても採用されるのは難しいです。
また大手のケーキ屋さんの場合、パティシエとして入ったつもりが、接客に回されることもありますので、事前にスタッフ職か、調理か調べておきましょう。
資格は?
パティシエであることを証明できる資格として、製菓衛生師、菓子製造技能士があります。(持っていなくても仕事はできます)
この資格を持ったうえで、パティシエとして修行していけば、将来的に独立をすることもできます。
またスィーツ大会、パティシエの腕を競う大会に出場し、経験を積んでいくことで、自分の技術を高める人もいます。
感じたこと
美容師、介護福祉士もそうですが、パティシエ・ショコラティエなども給料が安く、勤務時間が長く、肉体労働なのは有名です。
入ったあとで年収が低い、サービス残業が多くてプライベートの時間がない…と嘆いても後の祭りです。
就職転職の時点で、「それでもやりたいのか?」自分の熱意・情熱をたしかめてから入社することが大切です。あとで後悔しても遅いですからね(汗)